タイプ別のローヤルゼリーのメリットとデメリット

ローヤルゼリーには、様々なタイプのものがあります。
それぞれのメリット・デメリットを踏まえて自分に一番合っているローヤルゼリーを選び、より効果的に栄養を摂取できるようにしましょう。

生ローヤルゼリーのメリットとデメリット

生ローヤルゼリーはローヤルゼリーを採取した際に最低限の加工しかしていない半液状のローヤルゼリーです。

健康食品を選ぶ際に、栄養価を重視する人におすすめですが、品質が劣化しやすく栄養価も失われやすいため、購入時には製造管理の方法や産地などをチェックするようにしましょう。

生ローヤルゼリーの一番のメリットは、これらの豊富な栄養素をほぼそのまま摂取できることです。
蜂の巣から採取されたローヤルゼリーには、たんぱく質やアミノ酸をはじめ、ローヤルゼリー特有の成分であるデセン酸の成分などの栄養素がたっぷりと含まれています。
生ローヤルゼリーは不純物の除去や殺菌程度の加工にとどめられているため、女王蜂が食べている栄養素に最も近いものを摂取することができます。
栄養価も乾燥や調整ローヤルゼリーに比べて高いのが特徴です。

栄養価の高い生ローヤルゼリーですが、一方で、味や匂いが敬遠されることもあります。
ローヤルゼリーには舌を刺すような刺激のある酸味や発酵したような匂いがあるのが特徴。このために生ローヤルゼリーを飲みづらいと感じる人もいるようです。
また、生ローヤルゼリーは短時間で品質が劣化しやすいというデメリットも。保存するときには冷蔵や冷凍が必須です。また時間が経つと酸化して栄養価が低下してしまいます。
そして価格的には高めに設定されている製品が多いことも挙げられます。健康食品として継続的に摂取することを考えると、お手頃なタイプとは言い難いでしょう。

乾燥ローヤルゼリーのメリットとデメリット

乾燥ローヤルゼリーは、生ローヤルゼリーの水分を90%以上飛ばして乾燥させたものを指します。製品としては粉末状のものやカプセル状のものが見られます。
栄養価と飲みやすさのバランスを大事にする人におすすめです。

乾燥ローヤルゼリーのメリットは、劣化しやすい生ローヤルゼリーとは異なり長期保存がしやすいことです。
また粉末やカプセル状で摂取するため、ローヤルゼリー独特の酸味や匂いが和らぎます。生ローヤルゼリーに比べて飲みやすいといえるでしょう。
また、持ち運びしやすい形状なので外出先で摂取しやすいのもメリットのひとつです。

乾燥ローヤルゼリーのデメリットは、加工の段階で生ローヤルゼリーに比べて栄養素が低下してしまうことがある点です。どのような加工がなされているかによってその度合いは変わります。
ただしメーカーによっては、ローヤルゼリーの栄養素をほとんど損なうことなく加工している製品もあります。

調整ローヤルゼリーのメリットとデメリット

生ローヤルゼリーや乾燥ローヤルゼリーに添加物やそのほかの栄養成分を加えて加工したのが調整ローヤルゼリーです。
飲みやすい味わいを重視する人におすすめです。
製品中のローヤルゼリーの栄養素の含有量が購入のポイントになりますので、購入時には成分表記をしっかりとチェックしましょう。

調整ローヤルゼリーの製品は飲みやすい味に調整されていることが大きなメリットです。
ローヤルゼリーの酸味や匂いをほとんど感じないように工夫がなされています。
また、ローヤルゼリーの栄養素以外にも健康成分や美容成分がプラスされていることが多く、高栄養価の健康食品として摂取ができます。
生ローヤルゼリーや乾燥ローヤルゼリーに比べて比較的手に入れやすい価格の製品も出回っています。

調整ローヤルゼリーのデメリットは、ローヤルゼリーそのものの栄養価が他の2つのタイプと比べて低くなることです。
調整ローヤルゼリーに含まれるローヤルゼリーは、全体量の6分の1以上であればよいことになっています。必然的にローヤルゼリー特有の栄養成分「デセン酸」などの含有量も生ローヤルゼリーに比べて低くなります。

参考
ローヤルゼリーの種類
https://www.ramadaksc.com/4.html