プロポリスとローヤルゼリーは何がちがう?

プロポリスとローヤルゼリーはここがちがう

蜂が作る成分であるローヤルゼリーとプロポリス。近年ではどちらも健康食品として関心を集めています。
しかし、それぞれどのように作られているのか、どのような違いや効果があるかを知っている人は少ないのではないでしょうか。
ここでは、プロポリスとローヤルゼリーについて詳しく紹介していきます。

プロポリスとローヤルゼリーの作られ方

ローヤルゼリーは働き蜂の体内で作られる分泌物です。巣の「王台」という部分に集められ、その中にいる女王蜂の幼虫の食べ物となります。女王蜂は成虫になった後もローヤルゼリーだけを食べ続けます。

一方、プロポリスは蜂の食べ物ではなく、実は建築材であると同時に蜂の巣を守る抗菌材の役割が大きいのです。
働き蜂が採取してきた植物の樹脂や樹液などが原料で、自らの唾液と混ぜ合わせて作ります。
プロポリスはセイヨウミツバチ特有のもので、ニホンミツバチは作ることができません。したがって海外では古くから知られているものですが、日本では近年ようやく注目され始めた段階の成分です。

プロポリスとローヤルゼリーそれぞれの役割

プロポリスは樹液や樹脂を原料に作られた、巣を保護するための成分です。
樹液には抗菌作用のある成分が豊富に含まれているため、プロポリスにも非常に高い殺菌能力が備わっています。
狭い小部屋が密集した蜂の巣は通気性が悪いため温度も湿度も非常に高くなり、カビや細菌が繁殖しやすくなります。そしてカビや細菌が繁殖することはその巣の全滅を意味します。そのような事態を避けるために、高い殺菌作用を持つプロポリスを巣に塗ることで無菌状態を維持し、巣の衛生を守っているのです。

ローヤルゼリーは巣を守るための成分であるプロポリスとは違い、女王蜂の餌として生産されるものです。
ローヤルゼリーは栄養価が非常に高く、女王蜂のみが食することで知られています。女王蜂の身体の大きさは働き蜂の2~3倍、寿命は40倍近くになる原動力とも言われています。

色や味のちがい

プロポリスとローヤルゼリー、気になる味や色はそれぞれどのようなものでしょうか。

どちらも甘みはほとんどなく、舌にピリピリとした刺激のある味です。
プロポリスは苦みとヤニのような刺激臭を伴います。苦みはユーカリやアレクリンという植物の樹液によるもので、南米では薬草としても用いられています。
ローヤルゼリーにも苦みはありますが、酸味の強さが特徴的です。
ローヤルゼリーの色は乳白色でねっとり濃厚な状態で、プロポリスは茶褐色のものが一般的ですが、緑や赤色のものなども見られます。

プロポリスとローヤルゼリーの効果

プロポリスの効果は強力な殺菌、抗菌作用に所以があります。
集める樹脂の種類によって多少の変化はありますが、プロポリスは抗菌性に富んだフラボノイド類が数十種含まれており、摂取することで健康に多くの効果が認められています。
まず免疫力を高めてくれるので、細菌の感染からはもちろん抗酸化作用や抗がん作用、さらに老化防止の効果が期待できるのです。また肥満や糖尿病などの生活習慣病への対策やその他、口臭や体臭の予防に利用している人もいます。

対してローヤルゼリーには人間に必要な栄養素が豊富。三大栄養素のたんぱく質や炭水化物のほか、ビタミン、ミネラル、アミノ酸などが含まれています。中でもローヤルゼリーにしか含まれないデセン酸は女性ホルモンのエストロゲンに似た働きを持ちます。

プロポリスには抜群の抗菌作用、ローヤルゼリーには豊富な成分による高い栄養価と、それぞれの特長あります。
併せて服用することで健康や美容に対しての相乗効果が期待できるともいわれています。目的に合わせてプロポリスとローヤルゼリーを組み合わせてみるのもよいでしょう。