長い歴史を持つローヤルゼリー

人類とローヤルゼリーのあゆみ

古代のローヤルゼリー

人類とローヤルゼリーとの歴史は実に深く、書物の中に初めてローヤルゼリーが記されたのは、今から2400年以上昔のこと。
古代ローマのアリストテレスが著した「動物誌」の中に「濃厚なハチミツに似た痰黄色の柔らかいもの」という記述があります。これはローヤルゼリーのことを指した表現ですが、この時代にはまだローヤルゼリーと女王蜂との関係は正確に把握されていませんでした。
王台の中でローヤルゼリーを食べて育つ幼虫は1ミリほどの大きさしかないため、ローヤルゼリーの中に埋もれて見つけ出すことが困難。
よってアリストテレスは、女王蜂はローヤルゼリーが固まってできたものだと考えていたとされています。

近代のローヤルゼリー

歴史の中でローヤルゼリーが初めてその名前を冠したのは、さかのぼること200年ほど前。
スイスのフランソワ・ユベールというミツバチ研究者が出版した書物「蜜蜂の新観察」の中で、「ゼレー・ロワイヤル」と表記されたものが初めてであるとされています。

世界的なローヤルゼリーブームのきっかけ

古代から人類の生活と深い関わりを持ち続けてきたローヤルゼリーですが、世界的ブームを巻き起こしたきっかけが1954年の出来事です。
当時80歳だったローマ法王のピオ12世が病床に臥せった際、衰弱した法王にローヤルゼリーを投与。その後、徐々に回復していったというのです。法王が回復したのはローヤルゼリーのおかげだとして、ピオ12世はその後、国際養蜂大会で感謝のメッセージを送りました。これをきっかけに、世界中の多くに人々がローヤルゼリーを知ることになります。

日本におけるローヤルゼリーの歴史

日本人とミツバチの歴史

古代から日本人はミツバチと密接な関係を持っていたことが書物などに記されています。
しかし、日本におけるローヤルゼリーの歴史は決して古くはありません。
ただ、日本では古くから、「古式養蜂」という方法でハチミツを採取してきました。
古式養蜂で採取されたハチミツはローヤルゼリーやプロポリス、蜂の子や蜜ロウなどが混合された、非常に栄養価の高いもの。これを昔の日本人は「ハチミツ」として食していたと考えられています。

日本国内でのローヤルゼリーのあゆみ

日本国内で初めてローヤルゼリーが書物に登場したのは明治時代。1889年に発行された、玉利喜造氏の著書「養蜂改良説」の中で、ローヤルゼリーが「王家の舐物」と訳されています。
その後1957年に日本養蜂研究会会長の井上丹治氏が、プラスチックの人工王台を使用し、ローヤルゼリーを量産する技術を発明。
これまでは1つの巣からわずかな量しか採取できず、希少であったローヤルゼリーの大量採取を可能にしたのです。
この人工王台を使ったローヤルゼリーの採取方法は現在でも行われています。
1970年代以降の健康ブームに乗って、ローヤルゼリーの人気はさらに高まりました。以来現在に至るまでローヤルゼリーの需要は続いており、ローヤルゼリーの成分や効果に関する研究も盛んに進められています。
ローヤルゼリーは、日本はもちろん、世界中で古くから愛されている健康食品なのです。